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小4で読んだときは戯言にしか聞こえなかった。
雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち
欲はなく 決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかり
そして忘れず
野原の松の林の陰の小さなかやぶきの小屋にいて
東に病気の子供もあれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
北にケンカや訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
ひでりのときは涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず
苦にもされず
そういうものに わたしはなりたい
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CYCLETECH-IKD
by ikd21
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